(その7)近況について

今回は近況と常々思っていること等に少し触れたいと思います。

 去る6月19日(木)に全粉商事第72回(令和7年3月期)の株主総会が開催され、おかげ様で議案はすべて承認可決されました。
売上高27億円、営業利益33百万円、経常利益20.7百万円という成績でした。(減収増益)
良かった点・反省点は諸々ありますが、「お取引様が全粉をよく利用していただいたこと」「借入れ金融機関様のご支援をいただいたこと」「社員さん一人一人ががよく頑張ってくれたこと」「株主様が温かく見守っていただいたこと」に感謝を申し上げたいと思います。

 さて、企業経営は「人・物・金・情報」が4大重要素として挙げられるかと思います。


代表に就任後10が年経過しましたが、代表になる4~5年前から体験した様々な出来事を思い返してみると、まさにそのとおりだと実感しています。

 それぞれの要素を少しだけ深掘りしてみます。

・「人」に大切な要素・・・①専門的なスキル(知識・技能等)、②会話のスキル(誠意)、③ふるまいのスキル(品格)、④わきまえのスキル(立ち回り)、⑤謙虚さのスキル(初心を忘れない)⑥探求心のスキル(向上心)が大切な要素ではないかと思います。
これらに共通するのは良好な人間関係を築く際に重要な要素であることです。
「人」の個性は様々ですが、個性を生かしながら自身に不足している要素を自覚して①~⑥を自ら磨き上げてゆくところに、面白さがあるのではと感じます。
今の自分が1年後どのように向上しているか?未来の自分像を想像してみるのも楽しいかもしれません(1年はあっという間です)。

・「物」について・・・全粉商事は取り扱う「物=取引する商材」があって成立するビジネスです。「需要と供給」を常に意識し、流通を担う使命と責任感を持ってメンバー全員が足並みをそろえて前に進むことが大切です。食品の原材料を主に取り扱いますが、時代とともに変化する物、時代が変わっても普遍的な物をきっちり区別して活動してゆくことがポイントかなと思います。

・「金」について・・・人・物が動くとお金が動きます。当たり前のことですが、当たり前すぎてマンネリになりがちです。
マンネリは同じ型にはまった行動や考え方を繰り返すことで、独創性や新鮮さを失う状態が発生することを表現する言葉です。
マンネリになると初めは少しづつ「スキ」が生じます。そのことに気が付かずにいると日々の行動が惰性に陥り、「スキ」が「傷口」となり放っておくと傷口が広がり、企業リスクが高まり気が付いたときはすでに手遅れになり損害が発生してしまいます。過去に何度か経験もしました。(結構なダメージ)
ですので、お金の扱い方、向き合い方を正しく行うことが非常に大切なことであると感じております。また、「物」を大切にする心が「お金」をを大切にすることにもつながるとも思います。「お金」意識して前向きな緊張感をもって仕事を行うことはとても大事です。

・「情報」について・・・“情報は会社の財産”です。そして企業価値を高める大事な要素と考えます。さらに、その重要性をメンバー全員が共有していることはもっと重要であると考えます。このことは営業部門・管理部門共通の認識で一致していることが大切です。
一言で「情報」といっても、鮮度・信頼性(信憑性)・スピード感等置かれた環境によって区別して利用することが肝要であります。

「情報」についても、マンネリに陥らず活用できるよう努めたいと思います。

「言うは易し行うは難し」とは、昔から言われている言葉ですが、要は口先だけでなく行動として継続できるか?ですね。

自戒して、前進したいと思います。



次回は、人間の魅力について考察してみます。
お楽しみに。








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